談話文法論講義(大学院)
2009年06月30日
談話文法論講義(大学院)のお知らせです。随時御覧下さい。更新日・・・平成21年6月30日(火)
更新内容・・・参考文献表を作成しました。坂原(2000)
参考文献表
神尾昭雄(1990)『情報のなわ張り理論:言語の機能的分析』大修館書店.
金水敏・田窪行則(1990)「談話管理理論からみた日本語の指示詞」『認知科学の発展』3日本認知科学会(金水・田窪(編)(1992)に再録, 123-149).
益岡隆志(2007)『日本語モダリティ探究』くろしお出版.
松岡弘(1987)「『のだ』の文・『わけだ』の文に関する一考察」『言語文化』24:3-19, 一橋大学語学研究室.
三上章(1953)『現代語法序説』刀江書院(復刊 くろしお出版(1972)).
野田春美(1997)『「の(だ)」の機能』くろしお出版.
定延利之(2000)『認知言語論』大修館書店.
定延利之(2005)『ささやく恋人 りきむレポーター』岩波書店.
白川博之(監修)(2002)『中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック』スリーエーネットワーク.
Sperber, Dan & Deirdre Willson(1995) Relevance, Blackwell.(内田聖二他訳『関連性理論』研究社出版、1995).
田窪行則・金水敏(1996)「複数の心的領域による談話管理」『認知科学』3-3: 59-73. 日本認知科学会.
田窪行則(2008)「直示のソについて」『日本語文法学会 第9回大会発表予稿集』pp.1-8.
田野村忠温(1989)『現代日本語の文法Ⅰ「のだ」の意味と用法』和泉書院.
堤良一(2008)「談話中に現れる間投詞アノ(ー)・ソノ(ー)の使い分けについて」『日本語科学』23, 17-36, 国立国語研究所.
<意味・機能について>
定延利之・田窪行則(1995)「談話における心的操作モニター機構-心的操作標識-「ええと」と「あの(ー)」-」『言語研究』108, 74-93, 日本言語学会.
定延利之(2005)「「表す」感動詞から「する」感動詞へ」『言語』34-11:33-43, 大修館書店.
坂原茂(2000)「英語と日本語の名詞句限定表現の対応関係」『認知言語学の発展』213-249, ひつじ書房.
今仁生美(2000)「内包と可能世界」今仁生美・金水敏『意味と文脈』岩波書店、109-118.(かもしれない等について、そこに挙がっている参考文献も参考にしてください)
<歴史的考察>
佐藤順彦(2009)「前期上方語のノデアロウ・モノデアロウ・デアロウ」『日本語文法』9-1:20-36, 日本語文法学会.
(およびそこに挙がっている文献)
福田嘉一郎(1998)「説明の文法的形式の歴史について-連体ナリとノダ-」『国語国文』67-2:36-52, 京都大学国語国文学会.
日本語講義2
2009年06月18日
授業のお知らせ等です。更新日時・・・平成21年6月18日(木)
更新内容・・・参考文献アップしました。大曾(1986)、国広(1984, 1992)、田野村(1993)
参考文献表
大曾美恵子(1986)「誤用分析2『先生アイスクリームが食べたいんですか』」『日本語学』5-10:124-127.
神尾昭雄(1990)『情報のなわ張り理論:言語の機能的分析』大修館書店.
金水敏・田窪行則(1990)「談話管理理論からみた日本語の指示詞」『認知科学の発展』3日本認知科学会(金水・田窪(編)(1992)に再録, 123-149).
国広哲也(1984)「「のだ」の意義素覚え書」『東京大学言語学論集'84』5-9, 東京大学文学部言語学研究室.
国広哲也(1992)「『のだ』から『のに』・『ので』へ」-『の』の共通性」カッケンブッシュ寛子他(編)『日本語研究と日本語教育』17-34, 名古屋大学出版会.
益岡隆志(2007)『日本語モダリティ探究』くろしお出版.
松岡弘(1987)「『のだ』の文・『わけだ』の文に関する一考察」『言語文化』24:3-19, 一橋大学語学研究室.
三上章(1953)『現代語法序説』刀江書院(復刊 くろしお出版(1972)).
野田春美(1997)『「の(だ)」の機能』くろしお出版.
定延利之(2000)『認知言語論』大修館書店.
定延利之(2005)『ささやく恋人 りきむレポーター』岩波書店.
白川博之(監修)(2002)『中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック』スリーエーネットワーク.
Sperber, Dan & Deirdre Willson(1995) Relevance, Blackwell.(内田聖二他訳『関連性理論』研究社出版、1995).
田窪行則・金水敏(1996)「複数の心的領域による談話管理」『認知科学』3-3: 59-73. 日本認知科学会.
田窪行則(2008)「直示のソについて」『日本語文法学会 第9回大会発表予稿集』pp.1-8.
田野村忠温(1989)『現代日本語の文法Ⅰ「のだ」の意味と用法』和泉書院.
田野村忠温(1993)「『のだ』の機能」『日本語学』12-11:34-42.
堤良一(2008)「談話中に現れる間投詞アノ(ー)・ソノ(ー)の使い分けについて」『日本語科学』23, 17-36, 国立国語研究所.
<意味・機能について>
定延利之・田窪行則(1995)「談話における心的操作モニター機構-心的操作標識-「ええと」と「あの(ー)」-」『言語研究』108, 74-93, 日本言語学会.
定延利之(2005)「「表す」感動詞から「する」感動詞へ」『言語』34-11:33-43, 大修館書店.
今仁生美(2000)「内包と可能世界」今仁生美・金水敏『意味と文脈』岩波書店、109-118.(かもしれない等について、そこに挙がっている参考文献も参考にしてください)
<歴史的考察>
佐藤順彦(2009)「前期上方語のノデアロウ・モノデアロウ・デアロウ」『日本語文法』9-1:20-36, 日本語文法学会.
(およびそこに挙がっている文献)
福田嘉一郎(1998)「説明の文法的形式の歴史について-連体ナリとノダ-」『国語国文』67-2:36-52, 京都大学国語国文学会.
講演会のお知らせ
文法記述の意味
2009年06月11日
ぼんやり思っていることなので、これがどういう意味を持つのかは分からないが、自分の頭を整理するために書いてみたいと思う。
ある言語形式αは、A,B,Cという意味、あるいは機能を有し、Aはこうこうこういう用法で、Bはこうで、Cはそういうように記述できる。
このような研究は、よく行われているし、自分自身も恐らく過去の論文ではこういう議論を展開させたことがあるような気がする。
これを、実時間的な発話における解釈という視点で考えてみよう。
話者が、αをBの意味を伝達させるという意図で発話する。聞き手がαが、話者の発話意図(ここでは、Bの意味でαが使われた)を解釈するためには、どういうプロセスが必要であろうか。
まず聞き手が、αがBの用法で使われた(つまり、A,Cではない)ことを知るためには、上で規定されたBの意味・機能に関する記述を利用する必要があると考えられる。A,B,Cという順番に、解釈をしていって、どれが最もその状況に合う解釈かを計算するプロセスが考えられないわけではないが、そうだとすると、計算に負担がかかりすぎる。
ところが、Bの意味・機能に関する記述を利用するためには、聞き手は、あらかじめ、αがBの意味を伝えるために発せられた、ということを何らかの方法で知っている必要がある。そして、多くの場合、Bの意味であるということを知る手がかりは、Bの記述の中にのみ存在していたりする。
今、ある形式をウンウンとうなりながら、先行研究を見たりしているが、上記のような記述法は、たとえば非母語話者に説明する際に、非文を生成しないための参考たりうるという点において、十分な価値を有していると思うが、いざ、発話の解釈、という点を考えるときには、その説明方法は、妥当なモデルを提示していると言えるのだろうか、と考えてしまう。
多分、このことは定延利之氏が2005年の月刊言語(大修館書店)で「狩人の智恵」と名付けて論じておられることと無関係ではないと思うが、今はそこまで考えが整理できないままでいる。
参考文献
定延利之(2005)「「表す」感動詞から「する」感動詞へ」『言語』34-11:33-43, 大修館書店.
